本部長挨拶
技術士活動の一視点 Be Winner(勝者たれ)!
中部本部長 平田 賢太郎
この度、渡邉前本部長の推薦により7月2日の統括本部理事会にて中部本部長に就任いたしました。数多の諸先輩がいらっしゃる中で浅学菲才も顧みず今回の措置となりましたが、‘役に立つ’技術士会活動を目指して、中部本部発展のために微力を尽くす所存です。
国家資格‘技術士’は産業界で技術を極めた技術者に授与され学術界の‘博士’と双璧にあります。図1に示しますが日本技術士会は企業内技術士から独立技術士まで、様々な専門や背景をもった技術者によって構成されかつ多種多様な要望があります。委員会・部会活動がこれらを支えています。私の技術士活動事例から云えることは「技術士会なくして‘個人活動‘なし、そして’個人の成長の場‘」であると思うのです。様々な障害・壁を乗り越えるための通過点が非常に重要と認識しています。
図1 役に立つ技術士会活動とは!
図2に、中部本部の特徴及び問題点・対応につき示します。東海4県の技術士登録者数6,594名のうち愛知県が4,184名を占め支配的ですが会員757名と大きなギャップ抱えています。一方、愛知県は全国2位のGDPを稼ぎ出す優良地域です。この中で製造業寄与は37.6%建設業は4.3%と、技術士存在比率と対照的となっています。すなわち、技術士’と云いながら、これら生産活動を支えているのでしょうか。そうではないのです。様々な士業の先生や省庁・団体を通じての企業へのアローチが不可欠です。
‘ものづくり系’技術士に拘わらず、インフラ系技術士におかれては、企業内・官庁内業務遂行上必須の資格であることは無論、独立される場合は同様の視点が重要です。CPD獲得だけで充足することなく、これら活動を通した、技術士‘評価度’の真の向上が図られねばなりません。
図2 中部本部の特徴及び問題点・対応
明るく,楽しく,役に立つ技術士会活動そして,最後には、勝者(Be Winner)!(勝者はいつも答えを出そうとする。敗者はいつも問題点しか出さない。勝者はいう、「私にやらせてください。」敗者はいう、「私の仕事ではありません。」…
最後に“成功の尺度は”唯一“成功しつづけること”もしくは“Show us the Results”)たるべく新任務を果たして行く所存です。皆様方のご支援・ご指導そしてご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。